こんにちは、たくです。
普段は都内から少し離れた場所で、スペシャルティコーヒーを扱うお店でバリスタとして働いています。
このブログでは、僕がバリスタとして経験してきたことをもとに、コーヒー初心者の方にも分かりやすく、コーヒーの楽しみ方を紹介しています。
僕自身についてもっと詳しく知りたい方は、プロフィールでもこれまでの経歴を紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
一緒にコーヒーライフを楽しみながら、バリスタに一歩近づいてみませんか?

コーヒー屋さんで見かける「カッピング」って何?
コーヒー屋さんに行ったとき、
「スーッ、シュッ」
という音が聞こえてきたり、カウンターとは違う場所にたくさんのカップが並んでいるのを見たことはありませんか?
カップに入ったコーヒーをスプーンですくって、「ズズッ」と音を立てながら飲んでいる光景を見たことがある方もいるかもしれません。
初めて見ると、

「何をしているんだろう?」
と思いますよね。
この作業が、今回紹介する**「カッピング」**です。
今回は、普段スペシャルティコーヒーを扱っている現役バリスタの僕が、できるだけ難しい専門用語を使わずに、
- カッピングとは何なのか
- なぜコーヒー屋さんで行うのか
- 自宅でもできるのか
- 実際にどうやるのか
を紹介していきます。
カッピングとは?
簡単にいうと、コーヒーの味や香り、特徴を比べるための方法です。

「それだけ?普通にコーヒーを飲むのと何が違うの?」
と思うかもしれません。
カッピングでは、複数のコーヒーをできるだけ同じような条件で抽出して飲み比べることで、それぞれのコーヒーの違いを感じ取りやすくなります。
例えば、
「こっちは果物みたいな香りがする」
「こっちは甘さが強い」
「こっちは口当たりが重い」
など、それぞれのコーヒーの特徴を比べることができます。
どうしてコーヒー屋さんはカッピングをするの?
ここがカッピングの面白いところです。
コーヒー屋さんには、たくさんの種類のコーヒー豆があります。
それぞれの豆を一杯ずつドリップして飲み比べようとすると、かなり時間がかかります。

「ドリップで一杯ずつ淹れて、飲み比べればいいんじゃない?」
もちろん、ドリップでもコーヒーを比較することはできます。
ただ、カッピングには、複数のコーヒーをできるだけ同じ条件で抽出して比較しやすいというメリットがあります。
同じような条件で抽出することで、
- 香り
- 味わい
- 甘さ
- 酸味
- 口当たり
- コーヒー全体の特徴
などを比較しやすくなります。
また、カッピングは一人だけで行うものではありません。
複数人で同じコーヒーを飲み、
「自分はこんな味に感じた」
「こっちはこんな香りがあると思う」
と意見を共有することで、一つのコーヒーをいろいろな視点から知ることができます。
僕自身、仕事ではコーヒーの特徴をスタッフ同士で共有するためにもカッピングを行っています。
お客様にコーヒーをご紹介するときにも、スタッフそれぞれが感じたことを共有しておくことで、より分かりやすく味わいをお伝えしやすくなります。
カッピングは自宅でもできる?
ここまで読んで、

「じゃあカッピングってコーヒー屋さんでしかできないの?」
と思った方もいると思います。
実は、自宅でもできます。
コーヒー屋さんでは専用のカッピングボウルやカッピングスプーンを使うことがありますが、最初から専用の道具を揃える必要はありません。
まずは、普段使っているカップとスプーンがあれば大丈夫です。
自宅カッピングに必要なもの
- カップ
- スプーン
- お湯
- コーヒー豆
これだけ。
意外と簡単ですよね。
自宅でカッピングをやってみよう

今回は、僕が普段行っている方法をベースに、初心者でも試しやすい形で紹介します。
① コーヒー豆を用意する
カップにコーヒー豆11.5gを入れます。
複数の豆を飲み比べる場合は、それぞれ同じ量を用意しましょう。
② お湯を注ぐ
コーヒー豆にお湯190gを注ぎます。
このとき、できるだけ条件を揃えることがポイントです。
複数のコーヒーを比較する場合は、同じようなタイミングでお湯を注ぎましょう。
③ 4分待つ
お湯を注いだら、4分ほど待ちます。
この間にコーヒーの粉が表面に浮かんで、香りが広がってきます。
ここもカッピングの面白いところ。
ぜひ香りも意識してみてください。
④ 4分経ったら「ブレイク」
4分経ったら、スプーンで表面を3回ほど同じ方向に混ぜます。
すると、表面に浮いていたコーヒーの粉が崩れて、香りが一気に立ち上がってきます。
この作業を、コーヒーの世界では**「ブレイク」**と呼びます。
ここではぜひ、顔を近づけて香りを嗅いでみてください。
抽出直後とは違った香りを感じられることがあります。
⑤ スプーンですすって飲んでみる
いよいよ飲んでみます。
カッピングでは、普通にゴクゴク飲むのではなく、スプーンですするように飲むのがポイントです。
「ズズッ」と音が出るくらい勢いよく吸い込むことで、コーヒーを口の中に広げながら、香りも一緒に感じ取りやすくなります。

「ズズッって音を出していいの?」
大丈夫です。
むしろカッピングでは、その「ズズッ」が大事です(笑)
最初は少し恥ずかしいかもしれませんが、一度やってみると意外と楽しいですよ。
何を意識して飲めばいい?
ここが初心者の方には一番難しいところかもしれません。

「コーヒーの味を言葉にするのって難しくない?」
最初は難しく考えなくて大丈夫です。
「酸っぱい」
「甘い」
「苦い」
「果物っぽい」
まずはこれくらいでOK。
慣れてきたら、
「オレンジみたい」
「チョコレートっぽい」
「紅茶っぽい」
など、少しずつ感じたことを言葉にしてみてください。
正解を当てるゲームではありません。
「自分はどう感じたか」を楽しむことが、最初の一歩です。
複数のコーヒーをカッピングするときのポイント
複数の豆を比べる場合は、それぞれの抽出時間を揃えることが大切です。
例えば、
- 1つ目 → 4:00でブレイク
- 2つ目 → 4:20でブレイク
- 3つ目 → 4:40でブレイク
となってしまうと、それぞれの状態がずれてしまいます。
そのため、複数のカップを用意する場合は、時間をずらしてお湯を注ぐなどして、同じ経過時間でブレイクできるようにすると比較しやすくなります。
まとめ|自宅でもカッピングを楽しもう
今回は、自宅でできる簡単なカッピングを紹介しました。
カッピングは一見すると少し専門的に見えますが、実際にやってみると意外とシンプルです。
必要なのは、
カップ・スプーン・お湯・コーヒー豆。
これだけでも始められます。
一人でじっくり飲み比べてもいいですし、家族や友達と一緒に、
「こっちの方が甘くない?」
「こっちは果物っぽい!」
なんて話しながら飲むのもおすすめです。
普段何気なく飲んでいるコーヒーも、少し意識して飲んでみるだけで、今まで気づかなかった違いが見えてくるかもしれません。
まずは好きなコーヒーを2種類用意して、カッピングを試してみてください。
☕ たくログ|バリスタに一歩近づくポイント
最初から「このコーヒーは○○のフレーバーだ!」と当てる必要はありません。
まずは、
「自分はどう感じたか」
を楽しんでみてください。
「甘い」「酸っぱい」「果物っぽい」など、感じたことを少しずつ言葉にするだけでも立派な一歩です。
コーヒーを知ることは、難しい言葉を覚えることではなく、まず自分の感じたことに気づくことから。
これが、あなたの**「バリスタに一歩近づく」最初の一歩**になれば嬉しいです。

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